悪声と美声、モテるのはどっち?
第1章
2.「低音の魅力」、実はモテない!?
「個性的」と呼ばれる声があります。アニメ声なんて呼ばれたりするかもしれない、一風変わった声のことです。
「個性的」としか評することのできない声は、人間関係に致命的な影響を及ぼすことがあります。
声については話題に出ることが少ないので、あなたの声も実は「あの人の声、個性的だよね」と誰かに評されているかもしませんよ。
声は相手の感情を刺激しますから、場面に応じて使い分ける必要があります。
取引先との交渉時に使う声と、愛を語り合うときの声は、当然違います。いつでも一定して同じ声を出していては、交渉も恋愛もどちらもうまくいきません。
声を評価するとき、さまざまな言葉を用いますね。「良い声」「明るい声」「澄んだ声」「歌うような声」「色っぽい声」「優しい声」「強い声」等など。
しかし、「個性的」としか評することのできない声は、「快適さを意味する言葉が見つからない」のであって、長期的な人間関係にとっては注意が必要です。
もう一つ、低音にも要注意。「低音の魅力」なんて言い方もありますが、実際には声がすごく低い――したがって常に低い声でうなるようにしゃべる――男性はモテません。
意外ですか? でも、バス(低音)の男性と一日過ごしてみれば、理由がわかります。
「あぁ、ごくたまに低音が響くから、良いんだ。いつも低音だと、気持ちが良くない」と。
西洋文化では、高音が明るく伸びるほど「良い声」とされていますしね。オペラでも男性の主役はテノール歌手が務める作品が多いのは、そのせいです。
大事なのは、一風変わった声を出すことではなく、「渋くてモテる」と勘違いして低くうなることでもなく、場面に応じて最適な発声を使い分けること。
彼が愛を語りたがっているのに、子ども向けアニメの女の子キャラやヒヨコみたいな声で、あるいは事務的な発声で応じていませんか?
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