悪声と美声、モテるのはどっち?
第1章
1.「悪声でも、個性的なら人気者」は幻想
「声は生まれつきだから」
あきらめぎみに、あるいは開き直ってこう主張する人がいます。
「だから声は変えられない。変える必要などない」というのがその主張の内容ですが、さらにこんなふうに思っていたりします。
「芸能人だって役者だって、個性的な声の人ほど人気が出るじゃないか」と。
しかし残念ながら、「悪声でも人気者」は幻想です。
発声という観点から詳細に見てみると、大勢に支持されている人は、必ず良い声です。
たとえば、甲高い声で叫ぶようにしゃべり、「あの声がイヤ」と女性たちに不評の男性お笑い芸人がいますが、彼は声楽家として成功するかもしれないと思えるほど、実は美声の持ち主です。トータルで見ると発声の仕方に少々難ありなので耳障りになっていますが、声そのものは実にいい。
逆に、致命的な声の持ち主は、芸能界でもビジネスでも絶対に成功しません。
なぜなら、周囲の人々が支持してくれないからです。人から支持されなかったら、成功はありえませんよね。
もともとの声が良くても、発声法によっては耳障りになる。反対にごくふつうの発声器官の持ち主であっても、訓練によってすばらしい声を獲得することができる。
つまり「声は生まれつきではなく、いくらでも変えられる」と知ってくださいね。
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